うさぎを愛する方、必見。
そして、多くの方に知って欲しい「化粧品開発における動物実験」の実態。
アメリカの「THE HUMANE SOCIETY」という団体が、「Save Ralph」という動画をYouTubeに公開しました。
かわいくて陽気なうさぎの「ラルフ」が主人公のアニメ映画です。
とってもわかりやすく、ソフトにライトに、動物実験の実態について取り上げています。
今まで動物実験の実態から目をそらしてきた方たちに、ぜひこのかわいいうさぎのラルフの映画を、視聴して欲しい。
どうしても視聴できなければ、せめてブログをお読みいただき、この映画が伝えたかったことを、感じて欲しい。
ということで「Save Ralph ラルフを救え」。
拙い日本語訳ですが、「ラルフを救え」について、うさぎ大好き目線で徹底解説!いたしましょうね~♪
※YouTubeで動画を日本語字幕付きで視聴する方法も
ご紹介しています
ボク、みんなの苦しそうな姿は、みたくないよ・・・
実験台にされてたうさぎさんとお友達になったけど、みんな痛くて苦しかったって言ってた・・・
そうだよね~
だからこそ、こうして事実を分かりやすく伝えていくことで、苦しむうさぎさんを減らすことに繋がるから頑張ろうね!
映画の主人公のラルフも、みんなも、頑張ってるからね~
うん!
ボクも頑張ってみんなの声を伝える!
ラルフを救え-Save Ralphとは
“Save Ralph” is a powerful stop-motion animation short film featuring Oscar winner Taika Waititi as the voice of Ralph, who is being interviewed for a documentary as he goes through his daily routine as a “tester” in a lab.
「Save Ralph(ラルフを救え)」とは、アカデミー賞受賞者であるTaika Waititi(タイカ・ワイティティ)がうさぎの「ラルフ」の声をつとめるストップモーションアニメ動画であり、動物実験の実験台である「ラルフ」の研究所での日常を再現したドキュメンタリー短編映画です。
“I’m a tester. My daddy was a tester, my mom, my brothers, my sisters, my kids.
All testers,”
僕は実験台にされてるんだ。
僕の父親も、母親も、兄弟も姉妹も、そして子供も。
みーんな実験台にされてたよ。
(されていた、という過去形であることに注目です!)
“doing it for the humans,” so long as “just one human can have the illusion of a safer lipstick or deodorant,” regardless of his own personal suffering.
口紅や制汗剤が、たった一人でも「安全だ」と思い込ませることができるのであれば、僕の痛み苦しみなんてお構いなしに、人々のためだから、と実験台にされるんだ。
While Ralph is animated, the miseries he endures in the short film are far from made up. As Spencer Susser, the director of “Save Ralph,” says, “It’s so important that Ralph feels real because he represents countless real animals who suffer every day.”
このアニメの中のラルフの姿からは、痛みや苦しみからは程遠く感じるが、最も大切なことは、数えきれないほどの本物のうさぎがこうして毎日痛み苦しんでいる、ということをラルフを通してリアルに感じることだ。
とディレクターのSpencer Susser(スペンサー・サッサー)は語ります。
ラルフから感じて欲しいこと
この動画はたった4分足らずの短編映画です。
でも、動物実験の実態と、そこから感じて欲しいメッセージ、全てが詰まっています。
流石、アメリカ~の映画。
コメディタッチで展開されていきますので、生々しくなく、視聴できると思います。
ラルフは、右目は見えず、右耳はキーーーーーンと耳鳴りがしていて、歯も、背中も、実験台にされたことで、痛みと支障があります。
賢い人間の為だから、僕達うさぎは犠牲をいとわないよ。
だってそれが仕事だし、それがうさぎを幸せにすることなんだからね♪
とラルフはアメリカンジョーク混じりの軽いノリで陽気に語ります。
見逃して欲しくないのは、そう言った後、肩を落とし、左目から流す、一滴の涙。
ラルフは、果たして、
「実験台でいることは、うさぎを幸せにすることだから。」
と本当に思っているのでしょうか?
うさぎを愛するみなさんは、そう思いますか?
化粧品開発のための実験台にされて、うさぎは本当に幸せなのでしょうか?
毎日当たり前に実験される日々。
当たり前だから苦痛に思わない、とラルフは表現しています。
でも、その苦痛は、必要な苦痛なのでしょうか?
ラルフの姿を通して感じ、そして、考えてみて欲しいのです。
プロジェクトは2019年からスタート
この「ラルフを救え(Save Ralph)」のプロジェクトは、2019年に発足した動物実験の廃止を求めるキャンペーンの一環なのだそう。
人々はこういったことから目を背けがちだからこそ、多くの人々にどのようにシェアしていくか?
を課題に、長い年月をかけ、約4分の短編映画を大切に製作されたとのこと。
主人公のラルフは、25年間パペットクリエイターとして携わってきた、Andy Gent(アンディ・ゲント)が製作。
もちろん使うのは、フェイクファー。
そして、勇敢なキャラクターに仕上げよう!と尽力をつくしたのだそうです。
Andy Gent(アンディ・ゲント)のアニメ制作スタジオのInstagramはコチラ↓
そして、ディレクターのSpencer Susser(スペンサー・サッサー)は、こう語ります。
いかに穏やかな方法で伝えるか?
人々はこういったことから逃げたがる。
しかし、パペットにすることで、このかわいいラルフなら、うまくいけば、目を背けずに受け入れてもらえる。
そしてうまくいけば、あなたが何かをしなければいけないとラルフから感じてもらえるかもしれない。
なんらかを感じてもらえるように。
そう願いを込めて長い年月をかけてこの映画を作りました。
Spencer Susser(スペンサー・サッサー)のInstagramはコチラ↓
ラルフを救え-Save Ralphに登場するハリウッドスター
ラルフを救え(Save Ralph)の最後の方のシーンに、ハリウッドで名だたる有名なハリウッドスター達が登場します。
主人公のラルフを演じるTaika Waititi(タイカ・ワイティティ)も、インタビュアー役を演じるRicky Gervais(リッキー・ジャーヴェイス)も、コメディアンとして大活躍されていらっしゃる俳優です。
そのため、深いメッセージが込められている映画でありながら、コメディ映画のノリで観ることができますので、内容とは裏腹に、少しは気軽に観られるのではないかと思います。
これこそ、製作者たちの意図。
Ricky Gervais(リッキー・ジャーヴェイス)は、この映画の製作者でもあり、自らが動物愛護者でもあることから、うさぎ大好き目線!での想いをたっぷり込め、作られているのでしょうね。
Ricky Gervais(リッキー・ジャーヴェイス)のInstagramはコチラ↓
うさぎさんはシリアルは食べないけどね~
だからよ~
楽しそうな「フリ」をしている、ってことを伝えたいんだよね~
シリアルを食べた後に流すその涙の意味を、多くの人に気づいて欲しいね~
動画を日本語字幕付きで視聴する方法
GoogleのYouTubeヘルプページに方法が掲載されていますので、まずはそちらをご参考ください。
PCの場合→画面右下設定アイコン(歯車のマーク)をクリックすると「字幕」項目がありますので、そこをクリック。
「オフ」になっている場合は、そこをクリックすると、選択項目が表示されますので、「英語(自動生成)」をクリック。
一旦、英語の字幕になってしまうので、再度「字幕 英語(自動生成)」をクリックすると、選択肢が一つ増えていますので、「自動翻訳」を選択します。
そうすると、各国の言語を選択できるようになります。
「日本語」をクリックして、完了です。
PC以外(スマホ、タブレット)から視聴する場合も、ほとんど同じようにできるかと思います^^
化粧品の動物実験廃止を願って
私自身、過去に行われた「動物実験」を、そして携わる人や企業を批判非難するつもりはありません。
何故なら、世界中で行われてきた動物実験と犠牲になった命の恩恵のおかげで、こうして現代社会の私たちの生活が成り立っているということが事実だと理解し、受け入れているからです。
しかし、これからは、そして特に化粧品の開発には、もう十分すぎる程のデータがあるはず。
No animal should suffer and die in the name of beauty.
動物は美しさの名のもとに苦しみ死ぬべきではない。
映画の最後に流れるメッセージ通り。
まさにこれなのです。
美しさのために、動物の犠牲はいらない。
そして、大切なのは、今までしてきたことを責めるのではなく、現実を知り、そこから学び、望む未来にフォーカスすること。
過去の選択で今があるなら、今の選択が未来を創るのだから。
つまり、「今までそうだったんだから」、「自分一人が気を付けたって意味ない」、「たったこれだけを止めても」・・・などと諦めたり、開き直ることなく、小さくてもできることを選んだその積み重ねが、未来へと繋がるのです。
ハチドリの一滴だよね~
諦めず、開き直らず、周りのことも自分のことも責めない。
完璧を求めず、無理なく自分ができることをしていこうね~
最後のシーンで、ラルフはこう語ります。
動物実験をしている化粧品を買うみんなに言いたい。
動物実験をしている化粧品をみんなが買い続けてくれなくなったら、僕はこの仕事を失ってしまうんだ。
そしたら、僕は普通のうさぎになってしまうんだよ?
だから・・・僕はこれでいいんだ!
これでいいよ・・・・・
と親指を立てるラルフ。
麻痺した両目からは、もう涙が出ないけど。
きっと、泣いてるよね。
動物実験の実験台にされてたみんなは、お空ではみんなの英雄なんだよ!
だっていっぱい痛いの我慢したんだもんね~
みんな強くて優しいからボクたち尊敬してるんだよ~
もしみんなが動物実験をしている化粧品を買わなくなれば、ラルフは普通のうさぎさんになれるよね!
普通のうさぎさんの方が絶対幸せに決まってるよね!
うさぎを愛する私は、10年以上動物実験をしていない化粧品を選び、使っています。
しかし、完璧にできないこともあります。
だからと言って、罪悪感を持たず、批判非難せず、できることに目を向ける。
これが継続する秘訣です。
これからも、愛するうさぎのために、そうしていきます。
一人ひとりが、できることをできる範囲でする。
そのアクションが、未来を変えていけるはず。
ということで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました♪
英文引用元:
https://blog.humanesociety.org/2021/04/in-hsis-save-ralph-a-lovable-spokesbunny-makes-a-case-for-ending-cosmetics-animal-testing.html
解説用参考元動画:
https://youtu.be/dCevdpoQGXk
日本語訳:
うさぎと過ごすHappy Life 運営者