うさぎの様子がいつもと違う?そう気づいたあなたにできること

鳴き声を出さないうさぎ。

ケージの中でうずくまって、箱座りの状態で、じっと動かない時。
単に寝ていることもあれば、そうでないこともあります。

今回は、もしもうさぎがいつもと違う?様子がおかしい?と気づいた時の対応方法について、うさぎ大好き目線で解説!いたしましょうね~

うさぎは病気を隠す生き物

うさぎは肉食動物たちから獲物とされる、捕食動物です。
そんなわけで、具合が悪いそぶりを見せたら即!餌食となってしまいます、涙

この地球の生態系。生きていくためには、仕方のないこと。
私たちだって、何かを食べることで生きていますものね。

つまり、うさぎは、病気を隠す本能があります。
しかも、他のペットたちとは違って、普段は鳴きません。

となると、どんなに具合が悪くても、ギリギリまで隠しますので、あれ?いつもと様子が違う?と気づいた時には時すでに遅し。

というケースが、他のペットたちと比べ平均寿命の短さにつながっている要因なのかもしれません。

うさぎでよくある緊急性の高い病気は?

うさぎでよくある緊急性の高い病気
  • 食滞
  • 発作
  • 事故

大きくまとめると、この三つが多いようです。
人間でいうところの、三大疾病ですね。
もちろん他にもたくさんありますが、ひとつずつみていきましょう。

うさぎの食滞

食滞とは「胃うっ滞」とも呼ばれ、何らかの原因でおなかの動きが悪くなり、おなかの中にガスが発生している状態のことです。

うさぎがケージの隅でうずくまっている時は、おなかが痛い場合が、ほとんどです。

うさぎは、基本的に常に食べ物を食べている動物です。
そして、コロッコロのまあるいウンチを排泄し、たくさんのオシッコをします。

それが、何らかの原因で、
食べない

うんちが出ない

おなかが張っている

食欲がなくなる

食べない


うんちが出ない
・・・という負の連鎖を生んでしまうことがあります。

何らかの原因というのは、季節の変わり目(温度差)、周囲の環境の変化(転居や工事、家族構成、食べ物を変えた)などのストレスや、舐めた毛がおなかに詰まっている「毛球症」を併発している場合もあります。

とにかく、食欲不振はおろか、一切食べない、うんちが出ない時間が半日続くのは、かなり注意が必要です。

様子をみるなんてせずに、即!病院へ行ってください。

うさぎの発作

発作の症状の多くは、斜頚や、てんかんです。

何らかの原因で、お顔が片方に傾いてしまったり、目が回ってしまう(ローリング)、まっすぐ歩けない状態になることがあります。

眼振がみられる場合は、本人もパニックになって、走り回ったり、暴れようとして、あちこちにぶつかってしまったり・・・。

まずは動き回らないように、飼い主も落ち着いて、補ていしてあげてください。

この場合は、パニックが落ち着いたら、様子をみるなんてせずに、即!病院へ行ってください。

なんらかの原因というのは、先天性のものや、感染症などがあり、しっかり治療をしていくようになるかと思います。

うさぎの事故

うさぎはあちこちをかじりたい!高いところに登りたい!
という、かわいく、やんちゃな本能があります。

そんなわけで、電源ケーブル、コンセントをかじってしまって、感電したり、思いもよらないところに登って、高いところから落下して、臓器や骨を痛めてしまうことがあります。

床がフローリングでつるつるしていると、滑ってしまう為、危ないことがあります。
また、捕食動物であることから、構造的にも、骨がとても軽く、もろくできていますので、無理に抱きかかえたりして、骨折してしまうことも。

小さく、動きが活発なので、飼い主が踏んでしまったり。
この場合、内臓圧迫や骨が刺さっているなどがあるかもしれませんので、もちろん、様子をみるなんてせずに、即!病院へ行ってください。

普段からかかりつけ獣医のリサーチを

緊急の時、飼い主がパニックになると思いますが、誰よりもパニックになり、つらいのは、うさぎ自身です。

ですので、とにかく落ち着いて、うさぎさんを励まし、優しく声をかけて、安心させてあげてください。

「大丈夫だよ」
という優しい言葉は、うさぎさんはもちろん、飼い主さん自身を落ち着かせる魔法の言葉です。

どんなに不安で、あわあわしていても、まずは「大丈夫だからね」と、ゆったりとした声かけを。

そんな時に、すぐ頼りにできるような病院を、うさぎさんが元気なうちからリサーチしておくことを強くおすすめします。

元気な時に、健康診断を兼ねて、通える範囲の病院へ数か所行ってみるとよいでしょう。
一か所だと、休診日だった場合、またそこで飼い主がパニックになるといけませんので。

ちなみに我が家の場合は、過去に大手術を4回、骨折を1度したことがあります。
そのお話はまた改めてご紹介しますが、その都度その都度、病院へ行くタイミングが大切!ということを身をもって知りました。

たまたまうさぎ界で有名な大先生がご近所であったことから、何度も命を救われ、最後の最期まで11年間お世話になることができました。

うさぎがいつもと様子が違う。
と思えたということは、かなり危険な状態です。


ギリギリまで具合が悪いことを隠す動物が、様子が違うということは、ギリギリな状態なんです。


気のせいなんかじゃない。

迷いなく!病院へ!

ということで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました♪