うさぎが急に食べない!命取りになることも!普段からしておきたい対策

季節の変わり目は、人間もうさぎも、体調を崩しがちです。

特に、冬から春へ移り変わるこの時期は、
「三寒四温」
といって、三日寒さが続くと、四日暖かい日が続き、また三日・・・のローテーション。
ついつい油断しやすい時期ですね。

そんな季節の変わり目は、うさぎが急にご飯を食べなくなることがあります。
そこで、今回は、うさぎが食欲がなくなってしまった時どうすればよいか?
普段からできる対応策も併せて、うさぎ大好き目線で解説いたしましょうね~♪

うさぎの食欲不振の二大原因!

うさぎが急にご飯を食べなくなった時に考えられる原因は、大きくふたつあります。

食欲不振の二大原因
  • 心的なもの → 環境の変化など
  • 身体的なもの → トリガーとなる疾患の可能性など

「心的なもの」というのは、環境の変化などによるストレスを感じている場合のことです。

例えば、
季節の変わり目の温度差
物理的にケージの位置を変えた
周囲で工事をしている
車やバイクの騒音
家族構成の変化
来訪者の出入りがある
お留守番が長かった
旅行でペットホテル滞在中

などなど。

うさぎは、いつもと違う環境をストレスに感じてしまいがちです。
柔軟剤を変えただけで、食欲がなくなり、うっ滞を起こしたうさぎさんもいます。

「身体的なもの」というのは、トリガーとなる疾患により違和感を感じている場合のことです。

例えば、
歯が伸びていて口の中に刺さる
体内に腫瘍があり通過障害が起きている
結石が溜まっている
鼻涙管が詰まっている

などなど。

身体のどこかに痛みや違和感があって、食欲がないのかもしれません。

うさぎは、体調が悪いことをギリギリまで隠します。
直前まで食べていたのに、急に食べなくなり、そのまま急に亡くなることも・・・
ご飯を食べていないことに気づいたら、様子なんて見ずに、すぐに病院へ!!

うさぎの食欲のなさは命取り

うさぎは常に腸を動かす必要がある生き物です。
繊維質の食べ物を摂取することで、胃腸を動かすことができるのです。

つまり、逆を返せば、食べないと胃腸が動かなくなります。
そうなると、胃腸内の残留物が発酵して、ガスが溜まり始め、胃がパンパンに張ってしまう「胃拡張」を起こし、食欲がわかなくなって、食べなくなる・・・という悪循環。

負のスパイラルにはまっていきます。

いつもなら、定刻になると、そして、ペレットの音が聞こえると、即反応して、そわそわし始めて「早くゴハンちょうだい!」的な催促があるはずなのに、それが、ない。

となると、それは、食欲がないサインです。

うずくまっていたり、動きに活発さを感じない。

おかしいな?いつもと違うな?
と気づいたら、まずは試しに食べさせてあげられるような、大好きなものを常に用意しておくとよいでしょう。

大好きなものを口元に持って行っても、プイっと嫌がって食べず、うずくまっている場合は、完全に食欲不振です。

うさぎが24時間以上食べないと、かなり危険な状態に陥ります。


普段と、どの程度の相違があるのか?
気づいてあげられる為にも、常日頃から、我が子の普段の状況を把握しておいてください。

うさぎの飼い主としてトイレ事情を管理してね

普段からの対応方法として気を付けて欲しい点を挙げてみましょうね~

  1. うんちの量はいかがでしょうか?
    • 定刻にトイレの交換することをおすすめします
  2. オシッコの量はいかがでしょうか?
    • お水についても定刻・定量の交換をおすすめします

うさぎの飼い主として、ぜひ我が子の「トイレ事情」をしっかりと管理してあげてくださいね♪

うんちの量やオシッコは、いかがでしょうか?
硬さは?
下痢はしていませんか?
サイズは?
小さい?それとも大きい?
数珠みたいに繋がっていませんか?
お水の減り具合は、いかがでしょうか?
減っている?
ちゃんと飲んでいますか?
オシッコも出ていますか?
色は?

排泄は健康のバロメーター。
出すものが出ないと、食欲がわきません。
そして、ご飯を食べていなければ、出るものも出ません。
人間と同じですね(^^♪

基本的なことですが、食べて、出して・・・の良循環が正常にできているかどうか?
常日頃、トイレ事情を管理してあげてください。
それは必ず、万が一の時の違いに気づいてあげられるきっかけになるはずです。

我が家の場合は

追って改めて書きますが、我が家のうさぎさんは「毛球症」で大手術をしています。
そんなわけで、上記のチェック項目は、当然実施。

トイレ交換とお水は、毎朝ほとんど同じ時間に交換。
なので、前日との違いがすぐ分かります。

そのうえで、毎日写真を撮って記録していたことも。
一目瞭然で管理ができました♪

ちなみに、うんちの量を毎日量っているうさ友さんもいますよ~、笑

ということで、季節の変わり目で、うさぎが食欲がなくなってしまったと気づいた時は、すぐ病院へ連れて行って欲しい!

のですが・・・
その前に、大切なことをひとつ。

それは、なによりも、うさぎさんを安心させてあげて欲しいのです。

「大丈夫だよ」って声をかけて、ナデナデして、まずは安心させてあげてください。

「大丈夫だよ」は、魔法の言葉。
うさぎの飼い主として、慌てずしっかりケアしてあげられる為にも、自分にも言い聞かせながら。
どうか、落ち着いてくださいね♪

うさぎさんの食欲が復活することを祈り、勇気づけて、安心させてあげられる、魔法の言葉です。
病院へ連れて行くことそのものが、ストレスになる場合もあります。

慣れない移動や、緊急でいつもと違う病院に行くのであれば、そういうことがストレスになり、逆効果かもしれません。

飼い主さんが、暖かく、声かけをして、ナデナデしてあげていたら、一気に食欲復活!!
なんてことも、もちろんたくさんあります。
我が家も何度もありました(^^♪

ですので、そのあたりの最終的な判断は、うさぎさんとの間の「信頼関係ありき」のこと。

痛くてうずくまっているのか、ただ箱座りして寝ているだけなのか。
それは、飼い主しか分かりません。

というか、うさぎの飼い主だからこそ、その違いを分かって欲しい。
飼い主さんが一番その子のことを、分かっているはず。

飼い主さんの声とぬくもりで、不調がよくなることを祈っています。

ということで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました♪