うさぎの死亡原因ナンバー1である「毛球症(もうきゅうしょう)」。
「うっ滞」、「食滞」という言葉を使うこともあります。
我が子は、まさにその名の通り「毛球症」による腸閉塞で瀕死状態に陥り、開腹手術を経験していますが、その後は一度も毛球症(うっ滞)にはならず、11歳まで生き抜きました。
毛球症(うっ滞)は恐い病気ですが、飼い主さんがきちんと予防をすれば、免れることができます。
ということで、今回は毛球症(うっ滞)の予防方法について、実体験を元にうさぎ大好き目線で解説!いたしましょうね~♪
にっくき換毛期
うさぎの毛は、年に2回(春、秋)生え変わる時期があり、これを「換毛期」と呼びます。
ここ最近の異常気象や、クーラーや暖房による影響で、中には、一年中換毛期がダラダラと続いてしまう子も。

うさぎには毛繕いをする習性がありますので、この換毛期に、舐め舐めすることで抜けた毛が大量におなかに溜まってしまう場合があります。
きちんと排泄物として身体の外に出ていけばよいのですが、出ずに蓄積されていくと、腹部膨満感に繋がり、食欲不振、腸内異常発酵、便秘・・・という悪循環に陥ってしまいます。
我が子は毛球症(うっ滞)による腸閉塞を起こし、手術をしました。
その時の体験談はこちら

ボク達、おえーーってできないんだよ~

だからよ~
お毛毛がしっかりうんちっちとして出てくれないとねっ!

あとはさ~
ボク達のお毛毛は、2種類あるって知ってた~?

アンダーコート、オーバーコートだよね!
ふわっふわのお毛毛が抜ける季節はもう、私も毛だらけで、でーじなってたよ~、笑
毛球症(うっ滞)を防ぐ対策方法
毛球症(うっ滞)は、症状が軽い場合、投薬による内科治療や生活習慣の改善で治癒することがほとんどです。
とは言え、重症化してしまうと、我が子のように手術しなくてはいけなくなることもあります。
普段から毛球症(うっ滞)を防ぐ方法をご紹介します。
ブラッシングは欠かさずに
こまめにブラッシングをすることで、大切なスキンシップの時間となり、日々の変化に気づきやすくなります。
我が家はずーーっとこれを愛用!
何回も買い換えて使っていました
使ってみたかった
人気のファーミネーター
我が家の場合、ほぼ毎日一日30分ブラッシングを行っていました。
私達は、ブラッシングの前後は必ず向かい合ってハグしていました。
私の右肩に顎をのせたまま寝ちゃうこともあるくらいリラックスしてくれる、毎日の大切なスキンシップの時間となりました。

食生活は牧草メインで
食生活は、牧草メインにされることをおススメいたします。
ペレットは、栄養補助的でOKです。
我が家の場合、ペレットは朝晩トータルで12g(体重の1%)に減らして、牧草メインに。
今までの半分以下です。
牧草は繊維質の為、良質のうんちを排泄しやすくなり、喉が渇く為、積極的に水分を採るようになります。
便秘対策、まさに良循環!ですね。
ちなみに我が家の牧草の消費量、1か月に2キロでした。
こちらのオリミツのロングチモシーが
一番お気に入り!でした
ちなみにペレットは「ヘアボールコントロール」。
本当は、換毛期の時と通常とで、差し替えるのが良いのですが、シニアになるまでは、ずっとこれでした。
サプリメントは適切適宜に
我が家の場合は、換毛期の度に「ヘアーボールリリーフ」や「ラキサトーン」をおやつ代わりに舐め舐めさせていました。
糖分が多い!と
かかりつけの先生から
アドバイスをいただきましたので
適宜適切に(^^)
後半はずっとラキサトーン
お迎えした時からずっと欠かさなかったのはコチラ
サプリメントばかりに頼って本来の食生活が整っていなければ、本末転倒です。
しかし、サプリメントは嗜好性が高いものが多いため、食いつきがよいか?食べたがらないか?で、食欲の有無を確認できる大切な判断材料にもなります。
適切適宜に取り入れてくださいね(^^♪
まとめ
この日々の積み重ねのおかげで、11歳まで生き抜くことができました。
11歳の我が子の看取り体験談はこちら
うさぎさんの平均寿命は、7~8歳と言われています。
何事もなく生涯を全うできればよいのですが、どんなにケアしていても、避けられない病気があります。
しかし「毛球症(消化管うっ滞)」は、飼い主さんの日頃のケアによって必ず避けることができる病気です。
ぜひ日々の対策を!!
少しでも長く皆様のうさぎさんが幸せに過ごすことができますように。
ということで、今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました♪